竜虎寄席

いよいよ落語ブーム到来である。こないだ末広亭横の食べ物屋さんに行ったら、末広亭に長蛇の列ができていて、客層が、とても寄席の客層ではなく、『ヤジキタ』見に行くような、シモキタ系の人たちだったから、タイガー&ドラゴンの影響だと考えられる。

たぶん今までに落語ブームって何度かあったんだろう。それが落語の裾野を広げたかどうかというところへくると、たぶんダメだったんだろう。クドカンはすごく現実的な意味で天才だと思うから、今回はちょっと違うんじゃないかというような気もする。

で、(ごたくをしょうりゃく)ブームに乗っからなければとちくま文庫志ん朝選集を買って、電車の中で読んでいて、夢中という言葉はこのためにあるんだねなどとも思ったりし、今日『大工調べ』を読んでいて、やばいちょーうける、まじ共感する、やばいやばいと思った部分があった。登場人物が家賃をため込んでいて、私も一年前4ヶ月ため込んでアパート追い出され、今のに越してきて11ヶ月になるが、4ヶ月たまっているのだが、その登場人物がこう言い払った。棟梁に「どうして滞めるんだよ?」と聞かれ、

「こっちゃァそのつもりはねんだよ、ああ。あれ、打っ棄っとくってえとね、棟梁の前だけどね、面白いよ。どんどんどんどん滞っちゃうんだ、アッハッハッハ。棟梁もやってみな」

ハハハハ、そうそう、そうなんすよねーと共鳴しながら読み進めていったのだが、そのうち、どうやらその登場人物こそが、悪名高い「与太郎」なのだと判明した。歳も同じ26歳。青ざめてサゲ前にさあっと現実に帰って来ちゃったよ。ウソだけど。

いやーでも面白いよ落語。夢中ってさっき言ったけど、電車の乗り換えで、ホーム歩いてるときも読んでるからね、今日駅で、やはり文庫読んでたメガネっ娘とぶつかりそうになったもん。ウソじゃないよ。本当に。下北沢駅の西口付近で。とっさに避けたけどね。とっさに避けちゃったってことは、本当に夢中だったってことだよ。

妖精さん)うまいねどうも。

とんねるずのみなさんのおかげでしたの、悪名高い大喜利みたいな企画を初めて見ている。

もとい、お笑いのチンカスを見ている。

やめて、ビデオで『いちご100%』の、主人公の真中くんが西野つかさちゃんと別れる回を見ている。共感、でっきねぇ〜っ!! あ、つかさちゃんと東城綾ちゃんって白薔薇姉妹だね、声。私事だが、失って初めて、つかさちゃんってちょっといいなと思っちゃったのだから、私も、相当な恋愛偏差値である。まあ後々、真中くんも気づくと思うけ・・・あ、もう気づいちゃった! 番組のラストで。なんだこれ。以下に奇跡のツンデレ娘・北大路さつきちゃんの解説をしよう。

ふつう、ツン・デレ、ツン・デレだろ、嬢ちゃんの場合は最初のツンが空打ちで、ツデレ、デレ、デレ、ツ、デレ、デレとね、こう、まあ、いろいろあるんだよ。参ったか。おいらゲーダイの教授だよ?

妖精さん)だれぴかの たけしだね。