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毎日のように通っている渋谷駅で発砲事件。何でも、茶色い紙袋を持ったオジサンが、通りすがりに紙袋をパーン! と割ったところ、驚いた中年男性が懐から拳銃を取り出し数発発砲、オジサンは重症を負ったそうである。いたずらもほどほどにね。

そんな渋谷から帰宅し、ビデオで『花右京メイド隊』最終話。ラストシーン、最後柱の陰でチューしたよね、太郎とマリエルさん。やっべ、ぜってーチューしたよ!(東京の大学生の会話風に)

爆裂天使』。大阪編面白い。エイミーを見ていて、ネットにはまる小学生の殺人事件は、田舎じゃないと起こりえなかったのだと思う。

忘却の旋律』。虎穴に入らずんば虎児を得ずでしょ、と言って洞窟に入ったら虎がいた。とぼけてるなぁ。やっぱ落語だこれ。『粗忽の旋律』。

高田馬場のマンションで、中2の少女が5歳男児を突き落とした事件。ゲームセンターに行っていることを親にチクると言われたので、口を封じるためにやったと供述しているらしい。フダ付きの非行少女だったらしく様々な報道がなされているが、チクる男児の心の闇にもスポットライトを当てなければならないと思う。あと、悪趣味で言うのではなく、この事件には性的な想像力が介入する余地があるような気がしてならない。

例えば佐世保の加害女児は、性的なものに嫌悪を示していたようだが、彼女が傾倒した『バトル・ロワイアル』(映画版)だって、最大の主題は「クラスの中で、好きな奴いる?」だったではないか。彼女の先入観が誤読を生んだのである。「2」のソフト発売延期や放送中止は、何の効果もない。それどころか、隠された、言わば絵のない絵本の「内容」こそ、先入観を植え付け誤読を促進するという意味で、インターネットが提供する最も「危険な」情報だと言えはしないだろうか。

そうした想像力を働かせるならば、おそらく佐世保の彼女は、無意識に感じ取っている、近い将来に目の前に現れる、ある進路を恐れていたのだと思う。佐世保に似た韻を踏む、その進路を。