イズミオリジナル

ビデオで『恋風』。最終話はクーリングダウンと言った感じで、何事もおこらず。しかしながらこの恋のクーリングオフは不可能だという重みは常に漂っていた。二度目の交わりを匂わせる、間もあり。

この際だから引っ掛かったことを全部言っておくべきだろう。一度目の交わりの前、耕四郎は子供に指さされるほどの「酷い格好」で、大型小売店舗らしき場所で炊飯器を購入する。その時、同時にコンドームも買っていたわけである(※注)。だから七夏に付いてこさせなかった。こういう恋愛戦略は経験に基づいた「大人」のそれであり、この恋がアンフェアな、耕四郎の歪曲した性欲を満たすための野蛮で卑劣な行為だと非難されても仕方ないのである。

言い残したのはそんだけ。

(※注)近親相姦カップルにおいて避妊は100%確実でなければならないはずであるからして間違いない。そうしないとハガレンのラース(門に入る前)みたいなのが生まれてくるのである。
 また、それが部屋に用意されていた可能性は低い。よく部屋に宿泊していた千鳥さんと耕四郎の間に肉体関係はなかったはずである。なぜなら関係を持っていたとすれば、千鳥さんは七夏にもう少し直接的な攻撃を仕掛けられたはずだからだ。