ニュータイプ

スカパーでやっていた映画『鬼が来た!』を見る。ロスト・イン・インタープレテーションの可笑しさが情緒を生む人情喜劇的な展開。やがて現実に追いつかれ、悲劇的結末へ。

まず「鬼ごっこ物」としてのプロットが秀逸。140分間、ラストまでパワープレイで引っ張る力量も凄い。香川照之扮する花屋軍曹の顔芸はケロロ軍曹に匹敵。主人公の、ちょっと志村喬に似た中国人俳優も『生きる』を髣髴させる顔芸でセッション。途中出てくるインチキな老人たちのギャグもキレてるし、まことに天晴れな映画だった。

志村喬と言えば『七人の侍』をモチーフにした新作アニメ『サムライセブン』は地上波でなくスカパーの、しかもPPVらしい。なーんだ。『ガンバの冒険』でいーや。

ビデオで昨日の『花右京メイド隊』。回想シーンも含め、コノヱさんの連打にやられる。ズルい。でもやっぱりヤシマちゃんが好きです(三回目)。

そのまま『爆裂天使』をあらためて。エイミーがコンピュータで分析し、敵の弱点をジョウに教える場面が、さっき見た『花右京』の、グレースがコノヱさんに太郎くんの居場所を教えるとこと同じ。一言しか台詞がなかったメグの声はハガレンウィンリィと同じ豊口めぐみさん(白薔薇さま!)。大別して二種類あるのね、声色。(以上、敬称考証略)

ジョウが初めて優しさを見せた今回。恭平に呼び捨てにされるのを見たときのメグのリアクションが楽しみ(向こうの思惑通り?)。

ジョウたちを見失ったことを不審がるセイに弁明するエイミーの典型的なアダルトチルドレンっぷりにやられる。

ところでエイミーのトイレの座り方、あれが新人類たるユエンなのだろうか。サービスっちゃあサービスなカットだった。カメラあのまま固定で、月のものに悪態を突くジョウとか見てみたい(ピピピー、イエローカード!)。

深夜、思いだして5月22日の日記を書く。

http://d.hatena.ne.jp/mshuu/20040522

お酒を飲みながらサッカーを見て寝る。