レディゴー

カンヌ映画祭パルムドールはあのマイケル・ムーア監督『華氏911』に決まったそう。元ネタの「華氏451度」は、「本が燃え始める温度」。じゃあ華氏911度は差し詰め「星条旗が燃え始める温度」であろうか。ウマい。

アニメに追いつくため、『マリア様がみてる』原作「ウァレンティーヌスの贈り物 前/後編」を読む。素晴らしい。特に後編は、個人的にマリみて最高傑作。本作がまさしく「文学のつぼみ」(リテレール・アン・ブゥトン?)であることを認識させられる。志摩子さんと静さまの会話なんて、ベストセラーの主人公が世界の中心で叫ぶ愛なんかより数倍深い(目測)。マンガ的と言えばそれまでなのかもしれないが、圧倒される存在としての美冬さんの描かれ方もまた然り。

時間までになんとか読み終えて夕方、九段会館へ。件のイベント・『マリア様がみてる』DVD第1巻発売記念イベント「山百合会に何かご用?」参加のため。

声優さんがあれこれやっているイベントというのは初めて見たが、みなさん凄い。驚いた。特に由乃さん役の池澤春菜さんやロサ・ギガンティア役の豊口めぐみさんなんて、ゲンゴチュースーがどうのと自画自賛していながらも昨今明らかにキャリアにだけしがみついている古舘伊知郎の数倍面白かった(実測)。これが現役、セリエAかと。

生アフレコが興じてキャラ入れ替えアフレコ、紅薔薇姉妹の関西弁アフレコなどファン垂涎の企画を満喫し、ラストに波乱の重大宣言が。

マリア様がみてる』第2シーズン放送決定!(今「はてな」のキーワード見たらもう載ってた) 7月4日(日)朝7時半スタート。全米オープンテニスの決勝なんか見てる場合じゃない。ともかく、人生最良の独立記念日になることは間違いなさそうである。

辛いご飯を食べて帰宅。『せんせいのお時間』を見て寝る。ピュア・プリティ・プリミティブの「3P」がこの作品のキモである。みか先生が可愛ければ、キャラクターに則った同じネタのループもご愛嬌なのである。でもみか先生が「男性と正式にお付き合いしたことがない」というのはマイナス。「中学の時に一度だけ」とかなら100点だったのに。