チハラトーク

無職の行進。

警察署の前で、木刀を持って威嚇してる警察官。警察というものが存在しているかぎり、仕方のないことだと思うので(時代錯誤ではあるが)そこに文句は言わない(直接は)。しかし、今朝渋谷警察署で見た、僕より若いかもしれない、二十歳そこそこの警察官は、微動だにしない、振り上げられないことで意味をキープしているはずのその木刀を、だらだら素振りしていたのである。

待てと。たまらんわ。たっまらんわ。

昼、マクドナルドへ向かうため、陸橋を上って明治通りを跨ぐ。ついでに跨ぐ形となったのが、旗なんかを持った高齢者の行列。『美鳥の日々』を録画予約してきたせいで「みどりの日」かと勘違いし、緑色のTシャツまで着ていたが、今日は1日、メーデーだと気づく。しかしこの行列の顔触れを見る限り、ほぼ全員、現在は無職である。ピュアなわけではなく、かつて有効だったやり方を「なぞる」ことが自己満足につながりやすいから、彼らは勝ち目のない闘争を繰り返すのだという村上龍の言葉を思い出すが、ここまでくると、そのパロディだ。自己満足ありき。

夜、T君と飲み。居酒屋を三軒ハシゴ。

始発で帰宅。京王線の切符売り場で、おつりが出てくるところにホームレスがガムなどをくっつけておきコインを引っかけ、生活費の足しにするという行為が行われているのだが、それに対する警戒を促す京王側の張り紙はこれこれこういう「いたずら」が多発しておりますご注意ください。

待てと。オモクソ犯罪ちゃうんかと。「いたずら」と書くことで犯人の罪の意識を軽減してはいませんかと。

たまらんわ。たっまらんわ。ほんま。