ガーリーブラウン

夜、食事の誘いを断って帰宅し、『マリア様がみてる ロサ・カニーナ』収録「長き夜の」を読む。祐巳ちゃんと弟・祐麒は同学年。十月十日マジックと未熟児が重なったということだ。祐麒と祥子さまの関係には興味があったので、ここは「行間」化しておいてもらいたかったところだが、仕方ない。実のところ、僕は行間を読むの苦手なのだが。なぜなら行間という行間は、僕にとって総て「はじめから埋まっているもの」だからだ。

「長き夜の」は、我らが黄薔薇ファミリーの活躍がないことを除けば、かなり面白い。一番聞き捨てならなかったフレーズは、タイを直したり、と並列で記された「リボンをほどいたり」というフレーズ。「さっちゃん」的一面に一票! 志摩子さんも妹ができれば、銀杏、百合根より可愛い横顔も見せてくれるだろうか。

『ピースメーカー鐵』、見ていると、僕には『萌えよ剣』でいいんじゃないかと思えてくる。でもまあ、話自体は緊張感が高まり、見逃せなくなってきた。

なるたる』、綿矢りさ的に「狭い」話だが、130%満喫。

就寝時、「茶色」にしてそわそわ。