ブックマーク

噂のアニメ店長!!

渋谷アニメイトで『マリア様がみてる』、「ロサ・カニーナ」「ワレンティーヌスの贈り物 前・後編」計3冊を購入。今アニメイトで「マリみて」書籍および関連グッズを購入すると、「特製栞」が貰えるのである。単に数の都合と思われるが、三薔薇さまを除いた下級生5人。とりあえず1年生3人を入手。ポイントカードを作る。

山下書店で「文學界」立ち読み。村上龍×金原ひとみ藤沢周×綿矢りさ川上弘美×江國香織の三大対談に柄谷行人の興味深い長期連載「帝国とネーション」序論という、綿矢りさに個人的興味を持つ文学青年にとってはなんとも言いわけのしやすいラインナップ。

でもマジで今回は綿矢りさより「村上×金原」の方が気になったので、いの一番に読み始める。色んな意味で差し出がましいが、村上龍は本当に文学というものをアカデミックな意味でも理解しているなぁと感心。二作同時受賞の時には自分でも文春を買っていたが、村上龍が選考委員になってからは、村上龍の評価だけ読んで、どれも特別ホメてなかったのでスルーしていた。でこの金原ひとみゴリ押し。

次回の芥川賞を、例えば二十代前半の人が獲ったとする。と、もうどうするかというと、「辞退」しかないんじゃないかと思っていた。どっちが売れるかというと、全文掲載の文芸春秋が100万部売れちゃったわけだから、辞退したほうが、受賞作は売れる。肩書きとしても「辞退」として残るわけだし、干されるとか、あったとしても、辞退ブランドで、例えば幻冬舎から出せるんじゃないかと、力さえあればの話だが。

でも村上龍が「賞は全部貰っている」と言った理由、別に上のやり方と比べて格段筋が通っているわけでもないが、ちゃんと作家でいるためには、貰っておくに越したことはないんだなと。

平野啓一郎はちゃんとした理由から、辞退を本気で考えてたらしいけど、ちゃんとした理由がある人には、いらないんじゃないか。

蹴りたい背中』をブンゲイで読んじゃってるからもったいない気がして「文春」に手を出してないが、金原ひとみは単行本買ってみてもいいかなと思った。とりあえず『マリみて』を「いとしき歳月 前・後編」まで買ってから(栞コンプリート)。

続いてメインディッシュ・・・じゃなくて、二番目の方。綿矢りさって、太宰治が好きなようで、大宰は読み込んでいる様子。二人が藤沢の『ブエノスアイレス午前零時』の話をしているうち、時間が来たので立ち読み今日はここまで。『ブエノスアイレス〜』はもう亡くなった祖父が購読していた文春で、たまたま読んだ。 同じく祖父から借りた文春で辻仁成の『海峡の光』を、斜め読みではないが、斜めに構えて読んでいたとき、途中の1ページが縦真っ二つに破られていた。どうやら、ここまで読んだ、ということらしい。

ブックマークでも、ドッグイヤーでもない。本(雑誌とは言え)を破るという行為がちょっと僕には信じられなかったので印象に残っている。

先週の反省を生かし『マリみて』を録画しながらきちんと見て、ビデオテープを換えて8チャンを予約し、十兵衛ちゃん2をきちんと見届けて就寝。