ファーストキス

早起きし、セーラームーンをリアルタイムで。僕は何を隠そう、セーラームーンセレブだったのである。中学時代、カバンにうさぎのクリアキーホルダーをつけて通い、シャーペン、消しゴムなどもセラムングッズで揃え、時には休憩時間に『なかよし』を回し読んでいたにもかかわらず、女子にモテていたのである。

「私とセーラームーンとどっちが好きなの?」

人づてにこう問い詰められたことさえある。迷わず後者と答えたあたり、セックスに結びつかなかった原因だとは思うが、その辺もセレブさ加減において、減ではない。去年、あややの問いには「両方だよ」と答えられたのは、僕が成長したわけではなく、生活における恋愛の比重の問題である。

続いて『ぴちぴちピッチ』。エンドロールで「はひふへほ」が心地よい、るちあの声優が中田あすみ(170cmくらいある)だという事実を知る。ここ最近の「天テレ」組の活躍は非常に目覚ましい。るちあなんて100点の仕事。ちなみに主題歌は神戸みゆき(初代セーラームーン)。

上の段落とほとんど同じ内容の日記を先月にも書いたような気がしてきた。『ぴちぴちピッチ』そのものに言えることだが、表現される「新感覚」は、いつの世も「せり上がって」くるものではない。繰り返される偶然の、ひとつの切り取り方である。

オセロの情報番組を見る。関西の番組だと思うが、テロップなどの付け方も『世界まる見え』並のクオリティで、面白い。平山綾のバカさにあらためて感心。

カレイドスター』を満喫したあと、『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』を初めて見る。第2話。高橋愛の魅力は十二分に発揮されているのだが、やはり赤井英和のジレンマも垣間見える。ミニモニ。で「おしん」だったら問題なかったのに。

そのまま『中学生日記』で、ぴちぴちピッチの足下にも及ばぬ「新感覚」を見せられているうち眠りに落ちる。客観的に見て幸福な二度寝だが、『鋼の錬金術師』を見逃してしまうくらい眠り込んでしまったのは不覚だった。

8時に目覚め、『めちゃイケ』を普通にスルーして『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』を見る。100円だったから借りた。普通に面白い。シリーズのどの『ファイナルファンタジー』でも10時間ではクリアできないから、三部作見て損はない。サムの「様」づけが唯一の疑問。おじいさんはどうせ死んでないんでしょ?

規定の1000字になってしまったので今日の日記はこの辺で。