『奥さまは魔法少女』7話「すぐそこにあるキス、ということ」

嬉子さんはキスをすると魔力がなくなってしまうのだが、それが原因でダンナと別居している(自業自得)。そのいきさつの、回想シーン。夜の営みを拒まれた直後だろう、暗い部屋で、シーツにくるまれて涙ぐむ嬉子さんに、ダンナが言う。

「理由は何だ。……理由を聞けば納得もできる。だがお前はずっと、ガキみたいに『嫌』の一点張りだ。そのかたくなさが、俺に要らぬ疑心暗鬼を起こさせる。俺だけではない。それに耐えられるほど、男という生き物は強くない!」

つまりは「ヤ・ラ・セ・ロ・ヨ!」という要求なのだが、小説家であるダンナが素っ裸で縁側に立ち、背中越しに理詰めっぽく怒鳴っている絵が最高に面白かった。まさに「大人ってコドモよ、ということ」。

場面変わって、保険の先生に扮している魔法関係の人に、大人の男と女の恋の決め手はとアドバイスを請うさやかちゃん。で、気になる答えはというと、

「要はタイミング!」

だそうです。