独裁者釦

「映画的ですね」

とは、村上龍の書き下ろし最新長編『半島を出よ』のあらすじを受けた『王様のブランチ』パーソナリティ・寺脇康文のコメント。

下北の、マジックスパイス知ってる? あそこに上る坂のとこ、そうスズナリのとこ、あそこにオシャレ古本屋ができたんだけど、今日初めて行ってみたよ。まず最初に目に入った本が、『JINKI』1巻。あれ? と思って狭い店内の本を全部見てみて、まず最初に出てきた言葉が「クソみたいな店だ」というの。飲み込んだけどね。

「下北でおしゃれな古本屋とかやるのが夢なんすよ〜、夢というか目標というか」という奴の、アパートの部屋だ、あれ。

電波男』探しに本屋を何軒か回ったが、『人類滅亡と13のコント集』の本がどうやら好調っぽい。それも下北だからなのかもしれないが、下北で売ったら勝ちってことだもんね。だから僕も貢献するために下北のビレバンで買えばよかったのだが、電波男と一緒に買うつもりだったから3000円分の図書カードをチケットキングで買っちゃったから。図書カード使えないんだよ、ビレバン。本屋じゃないよね。「書店員の自尊心と少しの本、何よりも充実したコミック棚を備えた、雑貨屋」だよ。

小説トリッパー」春号の特集が「ポストライトノベル時代」のナントカだというので、大塚英志斎藤環の対談が載っていて、早読みしてみた。NOを基調としたエキサイティングな対談で、今度ゆっくり読もうと思って棚に戻した。

こぶ平って正蔵襲名してからまだ一回も笑い取ってないというのは、我々大衆にとって意見の一致するところだと思うよ。

「知ってる? 『リアル鬼ごっこ』、佐藤さんを捕まえて、殺すの。すごいおもしろいの。っていうか感動した」

中学生のブス三人が、紀伊國屋書店笹塚店で。昨日。

リアル鬼ごっこ、読んだことないんだが、今僕に決定権があるのなら、捕まえるべき対象は以下。『不機嫌なジーン』のラストふうに、早口で。

おまえらみんな鬼に捕まって死ねばいい!

ごめん言い過ぎたよ。