林檎日和

今日19時から秋葉原キュアメイドカフェというメイド喫茶で面白いイベントがあるから行ってみたら? そーゆーところ来たことない人も、いい機会じゃん?

http://www.curemaid.jp/

http://www.anime-kai.com/

その都合で16時に秋葉原へ行くのだけれど、今日返却のビデオが3本ある。今7時半。見れて2本である。ちなみにティム・バートンの『ビッグ・フィッシュ』、市川崑の『股旅』、エミール・クストリッツァの『SUPER8』なのである。若し我が輩が猫であるなら、切り捨てるのは迷うことなく『SUPER8』であるが、我が輩は猫ではないので、迷うところである。しかも、ビッグ・フィッシュとは猫の好きだとされている魚ではあるが慣用句であるし、股旅にいたってはやはり猫の目がないとされているマタタビの、同音異義語であるからして、全くもって『SUPER8』を捨てる理由にはならないのである。

※この後、大塚愛ガガガSPの話

ビッグ・フィッシュ面白かったぁ。寝転がってみていたのだが涙で服が濡れた。限りなくリアルな話だったよ。

マタタビショーケンが出てたよ。73年っていうからたぶん20代だとおもうんだけど、顔が金城武そっくりだった。声がいいのね、ショーケンは。尾藤イサオもそうだったけど。

SUPER8のライブシーンを流しながらアップルストアでマックミニを買った。あって、が「愛って」と変換される生活も終わり。一度買ったら開けられないっていうのでメモリを512にして買ったので、親に1万円借りるため電話しなければならない。『ビッグ・フィッシュ』を薦めようと思う。

お待たせ大塚愛の話。大塚愛ほどツッコミ損するアーティストは現在のJ−POPシーンにいない。私はaikoが好きなので、彼女のaikoっぷりには、黙っていることが出来ないのである。私からしたらスベりっぱなしである。彼女が確信犯的に田舎臭い『さくらんぼ』で田舎の若者に受けブレイクしてから、半年とかもしかしたら一年が経つのかもしれないが、である。しかしそのことを口にすると、なんだかサブい感じになってくるのである。俺がスベったみたいな。サブいとかスベったとかいうコードはぶっちゃけ我々サイセンタンの世代にはやや年代落ちするものだが、大塚愛の客は、そこ、ありなのであるからして仕方がない。

そんなツッコミ損する大塚愛の待望のニューシングルがつい先日、発売になった。タイトルは『黒毛和牛上塩タン焼680円』。ポピュラーなアニメ番組『ブラックジャック』のエンディングなので何度か耳にしていて、「大塚愛だなぁ」と思った。大塚愛は、日本のブリトニー的役割も、見えない人には見えないかもしれないが、担っているのである。周りにいる若い男性に確認してもらいたい。首を縦に振るに違いない。

そんなセックスシンボルが今回歌い上げるのは、自分を牛タンに例え、性的な隠喩を盛り込みながら対象が果てる場面まで導くというエロエロなもので、その辺もまた「大塚愛だなぁ」なのであるが、キラキラ光る〜・・・オシャレ〜の転調などもまた、然りである。苦笑い。苦笑いというリアクションしか私に取ることは出来ない。「大塚愛だなぁ(苦笑)」。

しかし、ブラックジャックのエンドロールに流れるのを一瞬見たに過ぎなかった『黒毛和牛上塩タン焼680円』のタイトルを今こうしてコピペとは言えはっきり認識し、あることに気づかされた。私は勝手に、この680円のものを、「定食」だと断定していたのである。『黒毛和牛上塩タン焼定食680円』だと。「新宿ねぎし」でも880円くらい取りそうなものである、安い。と。センター街にある牛角食堂あたりの値段なのだろうと。しかしあらためてみると、これは焼き肉屋のメニューだということに気づくわけである。本当は発売前日にワイドショーに流れたPVで定食を食っていなかったことで気づかされたわけだが。

二十歳そこそこの小娘がそうそう焼き肉屋に行くことはないわけであって、やはりこれは焼き肉=芸能界の図式に当てはめて、芸能人・大塚愛が、シングするためにライトしたソングなわけである。つまりは、「等身大の大塚愛」が作った歌なのである。この等身大さは、「共感のカリスマ」aikoにはないものである。若さや才能のなさも手伝っているのだろうが、しかし、そのような等身大さを直球でぶつけてくる大塚愛をPVで見ていたら、なんだかおでぇ、ムズムズしてきたぁ。

ネギまを見ている。