老若男女

夕方、『愛してるぜベイベ★★』をDVDに焼きながら見た。

不機嫌なジーン』第2話は特にこれといったこともなく見終えた。

広島出身の癖にカキ(貝の方)が嫌いな私。海のミルクと呼ばれる理由についてグーグルにかけると、上から2番目に出てきたサイトがとても面白くてためになった。

http://www.bridge69.com/oyster/jp/08umi.htm

いや、ためになるという点が面白さのきっかけだったのかもしれない。

ケロロ軍曹』が小学館漫画賞児童向け部門(!)を受賞したらしい。2冊購入した「ケロロランド」負癒合(ナイス変換。癒着!)、冬号の欄外を見ると、本作の読者が、老若男女、良い意味で狂っていることがわかる。「キロロ軍曹」と天然で言っている人たちの延長である。

ケロロ軍曹』の魅力は何と言っても多種多彩なパロディである。パロディを厳密に説明する気も、今確認のためにネット検索する気も私にはないのでアレだが、どこか攻撃的な、侮蔑的な意味を内包するイメージがある「パロディ」より、「パクリ」と言ったほうが正確ではないだろうか。メインキャラであるケロロの態度同様、小物が大物をパクる、そのモチベーションの浅はかさ、図々しさに、我々は滑稽を見いだすのではないか。

残念というほどでもないが、特にバンダイとタイアップしてしまっているアニメ版における「ガンダムガンプラ)」の扱いが冗長さを感じさせるのは、タイアップによってその種の滑稽が軽減されているからではないだろうか。

もちろん、キャラクターの「可愛さ」(それは「狂った人たち」を魅了する)が、「パクリ」の免罪符として機能していることも忘れてはいけない。手前味噌で恐縮だが、『ケロロ』の面白さは『みるくま。』と相通ずるところがあるのではないか。

http://page.freett.com/milkuma/index.html

ちなみに、吉崎観音の性別は、銀色夏生と同じだそうである。