自転車の話

おそらくは「時期」だったのだろう。2年半前、23歳の誕生日から近くにいた。どちらかというのをはっきりさせなければならないのならば、フラレたということになる。特に最近は恒常的にヒステリックだった。それでもうまく乗り切れると思っていた。関心が薄れていたわけでもない。今朝、帰るといなくなっていた。最後に見た姿を思い出しながら下北沢の町を彷徨ったが、見つかるはずもなかった。





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手塚治虫『(コマ割の外に体を乗り出し、拳を振り上げながら)始めに「自転車の話」とオチを打っているくせに、それ以上何の工夫もない。そもそも地の文からして失恋の悲哀が表れていない。クダラン!