リアルキッズ

ワオ、タッチダウン!!

子供は残酷だとよく言われるが、残酷なのは子供ではなく、現実である。

ジャネット・ジャクソンおっぱいポロリ事件で、アメリカでは子供が見てるからと抗議があったという(NHKにはなかった模様)。子供は自分にとっての現実しか見えないから、あれを「女王さまは裸じゃない」(=ワザとだ)と糾弾できる力を持っている。その力を押さえつければ、子供は処世術としての演技を身に付けてしまうことになる。そして親は慢性化した子供の演技を成長だと信じて疑わず、・・・相も変わらぬ世界が維持されてゆく。

ピーコが持っていて樹木希林が欲しがっている「片目を失って見えてきたもの」というのは、「余裕のなさ」が見せる現実の片鱗に他ならない。

夜、セブンイレブン恵方巻きを買ってざるそばと一緒に食べる。こういう行事を執り行なえるのは、余裕の表れ。行事における余裕と現実について鮮やかに描きだしているのが一葉の『大つごもり』。

深夜、『PEACEMAKER鐵』。マリみてに負けじと薔薇さまたちが大活躍。はたしてアイアンボーイはどの薔薇さまからロザリオを受け取るのだろうか。ほたるちゃんに関しては、もう少し肩の力を抜いてもいいんじゃないだろうか、スタッフ一同。ともかく、斉藤一がチャンバラやってれば幕末物は文句なし! 最近のPMはチャンバラが少なすぎたよ。