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明日のナージャ』を見逃す。一生の不覚。ナージャローズマリーが相まみえるクライマックスだったのに。『気狂いピエロ』を見てたのが悪かった。『気狂いピエロ』は、映画のちっちゃさをフル活用した、という印象。取捨選択の「捨」で生きてきてある程度奏功しているが、二十歳過ぎてから、とりあえず目の前に落ちてたモンは拾ってかなきゃ、間に合わなくなってきている。同時に「捨」をひけらかす年上の人間を嫌悪するようになった。

が、淡島千景が「最近になってやっと解ってきた」と言っていた小津安二郎とは違う意味で、まだ、別にゴダールは見なくてもいいや、と思った。

昼、友達と待ち合わせ。ペプシのおまけで付いているお手玉みたいなやつを蹴って遊ぶために。友人が有馬記念を買うというので、渋谷で13時半に待ち合わせる。

シャワーを浴びて出てくると13時半。慌てることなく、ジャージ姿でハチ公の左前脚後ろ(携帯が止まっているので具体的な待ち合わせ場所に)へ。

まぁ有馬記念記念だから、と万馬券を最少額で購入。

日が暮れるまで球蹴りして遊ぶ。「フットジャグ好きの妹が欲しい」と熱弁していると足に力が入ってしまい、球が空き地から歩道を越えて道路に飛び出てしまった。その時である。30代と思しきお母さんと12歳前後の少女が二人連れで通り掛かり、少女が「あ。取ってあげよ」といってブーツ(背伸びしちゃって)でガードレールを越え、「はい」と渡してくれた。(・・・こ、これは、思ったことが本当になるフットジャグなんだ!)

しかし程なく日が暮れてしまい、効力がなくなってしまうのだった。うーん、残念!